INTERVIEW

株式会社サーラビジネスソリューションズ 様
「信頼と対話が組織を変える──サーラビジネスソリューションズの組織づくり」
VRチームビルディングアクティビティ Hotel Homicide&未来創造ワークショップを導入いただいた株式会社サーラビジネスソリューションズの浅野様、本多様にインタビューをさせていただきました。

- 企業名
- 株式会社サーラビジネスソリューションズ
- 業界
- IT・情報システム
- 参加人数
- 15名
- 導入サービス
- VRチームビルディングアクティビティ Hotel Homicide、未来創造ワークショップ
- ご担当者様
- 代表取締役社長 浅野 卓様、サーラデジタル推進グループ マネージャー 本多 洋介様
- インタビュアー
- 株式会社Teamie 代表取締役社長 納土 哲也
一体感と未来志向を育む組織へ──サーラビジネスソリューションズが描く、これからのチームのかたち
(納土)今回ワークショップの実施に至った背景について教えていただけますか?
(浅野様)着任した当初、組織としてさらに一体感を高めていける余地があると感じました。チームビルディングや相互理解の重要性を考え、いくつかのセミナーを探して参加していた際に、お二人と出会いました。
弊社はIT企業ですので、 チームビルディングに加えて、AIやVRといったデジタルに触れながら体験できる点に魅力を感じました。
一度に複数の価値が得られる取り組みだと感じ、適切なタイミングでワークショップを実施したいと考えました。
(納土)今回のワークショップで、どのような変化を期待されていましたか?
(浅野様)第一にコミュニケーションの活性化があります。一緒に働く上で雑談がとても大切だと考えています。そこから相互理解が深まることもあります。
そのためには、お互いに興味を持ち、仲間のことを知りたいという気持ちが生まれることが重要だと感じています。
堅苦しい研修ではなく、 今回のように体験型のワークショップによって共に課題を乗り越える体験を通して関係性を深めることで、コミュニケーションを取るきっかけをつくりたいと思っておりました。

(納土)本多さんはいかがですか?
(本多様)弊社は企業グループ内のIT機能会社の性質を持ち、グループへのサービスを安定的に提供することが求められ、それを遂行し続けることが期待されています。
その一方でテクノロジーやAIの進化により、新しい事業領域の開発、それに伴う新しい視点や価値観を取り入れていくことも重要だと感じています。
社内で取り組むと既存の枠組みから抜け出せない可能性もあり、弊社と全く異なる視点を持つお二人にお願いしたいという思いがありました。
セキュリティやガバナンス業務においては、これまで培ってきた価値観は大切な基盤です。
しかし、浅野が社長に就任して以降、今後はグループへのサービス提供に加え、地域への貢献など新たな方向性も視野に入れています。
こうした新しい視点は、これまで経験の少ない社員にとっては戸惑いも生じ得ます。だからこそ、 方向性を共有し、共感を育む場として、フラットに意見を交わせるワークショップが必要だと感じました。
なぜその方向を目指すのか、その価値観の背景に触れることが、組織を同じ方向へ導くことにつながるのではないかと考えました。
(納土)社員同士の距離を縮めるコミュニケーションと、会社が目指す方向性を共有するコミュニケーション、その両方を実現するワークショップだったということですね。
(本多様)なぜ浅野が地域貢献事業を目指そうと発信したのか、その背景にある想いや考え方を理解することが、組織として同じ方向を向くために重要だと感じています。
それぞれが注力する分野が、システム開発でもセキュリティでも異なっていて構わないと思います。ただし、目指す未来の方向性については共通認識を持つ必要があると考えていました。
こうした取り組みを内部だけで進めると、意図が十分に伝わらない可能性もあります。
そのため、お二人のような外部の専門家に関わっていただくことに大きな意味があったと感じています。
新しい発想を生み出す体験──組織と事業に広がる可能性
(納土)弊社にご依頼いただいた決め手についてお聞かせいただけますか?
(浅野様)一つは、女性である寺澤さんの存在が大きかったと思います。
寺澤さんが子育てをしながら会社経営にも携わり、いきいきと仕事をしている姿を見てもらうことは、社員にとってとても良い刺激になったのではないかと思います。
また、寺澤さんと納土さんのチームワークの良さも印象的でした。
多様性を取り入れるという意味でも、お二人の存在は大きかったと感じています。
(本多様)寺澤さんは、以前、私の部下が参加していた新規事業創出ワークショップで運営メンバーを務めていらっしゃいました。
その際、本当に事業を成功させるために、厳しくも本気で向き合ってくださっていた姿が印象に残っていました。
そのため、新しい取り組みを行う際には、ぜひお願いしたいと思っていました。
(納土)寺澤の、本気で事業を成功に導こうとする姿勢が、今回の新たな取り組みに必要だったということですね。
(本多様)それと納土さんについてですが、研修というと座学中心のインプット型になりがちで、身体性が伴わないため、結局何も残らないということもあると思うんです。
そうした中で、 納土さんが提供しているVRコンテンツは、楽しみながら体験でき、最終的に学習目標としてどのような状態を目指すのかを明確に設定できる点が、とても魅力的でした。
(浅野様)ああいったコンテンツの設計や開発ができることを体験できただけでも、弊社の社員にとって非常に良い刺激になったと思います。

(本多様)また、私が関わっている新たな取り組みの一つに、デジタルクリエイティブ事業があります。
ウェブサイト構築や動画・VRなどを活用したサービス開発を展開しようとしている中で、 VRチームビルディングという新しいソリューションを体感できたことは、新規事業のヒントにもなり、メンバーにとって非常に有意義だったと思います。
(納土)御社の社員のクリエイティビティが刺激され、未来志向が高まり、コミュニケーションが活性化することで、新たな取り組みへのヒントにもつながったということですね。
(本多様)そうですね。クリエイティブをつくること自体が目的ではなく、その先にある価値は何か、という視点が重要だと思っています。
ワークショップという形式を通して、一緒に仕事をしてきた人たちの異なる価値観を認め合う機会を得られたことで、その先にあるものが見えたと感じています。
(浅野様)そういった意味で、 デジタルの新しい価値を提供している納土さんと、事業推進に本気で向き合ってくれる寺澤さんの組み合わせは、弊社にとてもフィットしていると感じました。
肩書きを超えてつながる体験──信頼関係と一体感を育んだワークショップ
(納土)導入されてみて、いかがでしたか?
(浅野様)まず、私自身もそうでしたが、 肩書きを忘れて純粋に楽しむ経験ができ、お互いの素の姿や本音を引き出せたことがとても良かったと思います。
やはりVRゲームが良かったのだと思います。肩書きは関係ありませんからね。
うまくできない人がいたら、周囲のメンバーが一生懸命支え、その体験が信頼関係を深めることにつながったのだと思います。非常によく考えられたゲームだと感じました。
私自身もチームメンバーに助けられ、お互いの良い部分に触れられたことが、とても良い経験になりました。
(本多様) 価値マップや寸劇も良かったですね。感情の起伏や身体性が伴うことで、連帯感が生まれるのだと思います。
年表作成では、全員が一枚の大きな年表に付箋を貼りましたし、寸劇では自分たちの未来を演じるというハードルの高い課題に挑戦しました。
コミュニケーションを取りながら形にするためには会話量が必要になりますが、身体を使う要素が適度に組み込まれていた点がとても良かったです。

(納土)皆さん、積極的に参加されていましたね。
(本多様)初日の朝は、ややテンションが低い状態で始まったと思います。これは、社員がワークショップに慣れていなかったことも影響していたと思います。
これまで座学形式の研修が多く、講師の方が一生懸命進めてくださっても、参加者側はどうしても受け身になりがちでした。
今回は身体性を伴うワークショップということもあり、服装も自由とし、できるだけリラックスして参加してもらうようにしました。
(浅野様)その結果、今回のワークショップの中で「服装の自由化」をテーマに掲げた社員もいて、実際に服装の自由化に向けて議論が生まれ、まだまだ途上ではあるものの、変えていこうという活動のひとつが動き始めました。これもワークショップのおかげだと思います。
対話が生まれ、挑戦が動き出す──ワークショップ後に起きた組織の変化
(納土)今の服装の自由化のお話の延長線上で伺いたいのですが、このワークショップを行ったことによる変化について教えてください。
(本多様)コミュニケーションが活性化しました。例えば服装の自由化についても試行しながら進めているため、「これでいいかな?」「これは許されるのかな?」といった会話が自然に生まれています。
新しい取り組みが始まったことで、自分たちでガイドラインをつくっていく過程において、社員同士の会話は明らかに増えました。
相手へのトラストビルディングという観点でも、このようなコミュニケーションが生まれていることは、今回のワークショップの成果だと感じています。
(浅野様)2日間のワークショップを通して、「自分はこういうチャレンジをしたい」と気づいた社員もいました。
例えば、 以前から地域企業にセキュリティサービスを提供したいと考えていた社員が、新規事業に応募してみたいと私に話してくれました。
これまで、応募して良いのか分からなかったけれど、今回のワークショップで頭の整理ができ、自信が持てたと本人が話してくれました。
私としても、ぜひチャレンジしてほしいと思っていますし、可能な限りバックアップしていきたいと考えています。
(納土)それは素晴らしいですね。これまでやりたいと思っていたことに対して、仲間から背中を押してもらえた事例ですね。本当に嬉しいです。

新しい挑戦に踏み出したい組織へ──ワークショップが力を発揮する企業とは
(納土)どのような企業におすすめでしょうか?
(浅野様)弊社のようなIT企業にとって、デジタル人材同士の協力は非常に重要です。 デジタル人材を育てていきたい企業には特におすすめだと思います。
また、新しいことを始めたいと考えているときに、ワークショップを通して刺激を受け、メンバーの目線を合わせたい企業にも適していると思います。
(本多様)弊社のような、歴史のある大企業の子会社にもおすすめですね。大企業の文化を引き継ぎつつも、子会社で働く人たちは受け身になりがちです。
自分たちで考え、文化を変えるきっかけづくりとして、とても良い取り組みだと思います。文化が変わらなければ、施策も前に進みませんから。
(浅野様)また、子会社としての誇りを持ってほしいとも思っています。雇用形態や働き方が多様であり、親会社のような大規模な取り組みは難しくても、子会社だからこそ始められることはたくさんあると思うんです。
(本多様)グループ会社からの仕事はあるけれど、 自分たちでもチャレンジしたいことが多くある子会社はたくさんあると思います。そういった会社には特におすすめですね。
(納土)グループ子会社の中で、自分たちの価値や誇りを見つけ、新しい挑戦に向けて目線を合わせるニーズは、確かに多くありそうですね。
(本多様)私がいつも感じていることですが、新しいことを始めるためには、社員同士がお互いを知ることが重要です。例えば、やってみたいことや強みなどを知ることです。
こうした理解は、通常の研修ではなかなか得られません。だからこそ、今回のようなワークショップは非常に効果的だと思います。
(納土)この度はインタビューにご協力いただき、誠にありがとうございました。




