INTERVIEW

GumGum Japan株式会社 様
VR体験×強みの見える化で深まる“相互理解”。対話の質が変わったGumGum Japanのチームビルディング
VRチームビルディングアクティビティ Hotel Homicide&ストレングスファインダーワークショップを導入いただいたGumGum Japan株式会社のセルビー様、暮地岩様にインタビューをさせていただきました。

- 企業名
- GumGum Japan株式会社
- 業界
- アドテクノロジー、デジタルマーケティング、広告・メディア
- 参加人数
- 17名
- 導入サービス
- VRチームビルディング Hotel Homicide × ストレングスベースドワークショップ
- ご担当者様
- マネージングディレクター セルビー 健三様、オフィスコーディネーター 暮地岩 柚子様
- インタビュアー
- 株式会社Teamie 代表取締役社長 納土 哲也
「お互いを認め合えるチーム」を目指して──GumGum Japanが描く、これからの組織のかたち
(納土)今回、チームビルディングを実施された背景についてお聞かせいただけますか?
(セルビー様) 私が日本オフィスのマネージングディレクターとして着任した当時、弊社はすぐにでも解決したい組織課題を抱えていました。
特に、社員同士の信頼関係やコミュニケーションに課題を感じていて、ミーティングで異なる意見が出た際に、少し緊張感が高まる場面があったんです。
ちょっとした衝突が起きたり、円満なコミュニケーションや部署間の連携があまり見られず、日本チーム全体としてどこに向かっているか曖昧な状態でもありました。
入社して半年ほど経った頃に、「これは自分たちの力だけでは解決できない」と感じるようになり、チームビルディングを一緒に進めてくれるパートナーを探そう、という話になりました。

(納土)確か、弊社にご相談いただいたのも、ちょうど2年ほど前でしたよね。
(暮地岩様)そうですね。納土さんに問い合わせをしたのが、まさにその頃でした。
私が入社した当時も、客観的に見て、会社の規模が小さい分、一部で起きている衝突が全体の空気に大きく影響していると感じていました。
仲良くなってほしいというよりも、「お互いを認め合える関係」になってほしい、という思いが強かったですね。
(セルビー様)また、社員の半分ほどが入社2年以内という状況で、お互いのパーソナルな部分を深く理解し合えていない状態でもありました。
私自身も2年前に入社した立場なので、新しいリーダーとしてどう受け入れてもらうか、日々試行錯誤していました。
(納土)リーダーが変わるタイミングって、ほぼ必ず組織にコンフリクトが起きますよね。
それがパーソナルな相性なのか、それとも単なる変化への抵抗なのか、混在しがちだなと感じます。
(セルビー様)ほとんどの場合は「変化への抵抗」だと思っています。
理想論かもしれませんが、「みんながお互いを認め合い、仲良く働けたら、どれだけ幸せだろう」と本気で思っていました。
とてもシンプルなことなのですが、それを言葉にして伝えるのが、簡単ではないように思います。
役割を越えて協力し合えるチームのためにー他者理解から自己理解へ
(納土)2年前にご相談をいただいた頃から、昨年8月の1回目の研修で現場に入らせていただいた時には、だいぶ雰囲気が良かった印象を受けました。
(セルビー様) 関係性を高めるために研修を取り入れたり、話し合いの場を設けたりと、試行錯誤しながらさまざまな取り組みを続けてきました。
2024年に最初にご相談させていただいた頃と比べると、少しずつ風通しの良い会社になりつつあったと思います。
ただ、8月の時点では、まだどこか張り詰めた空気も残っていました。
特に部署間の関係性という意味では、「もっとできることがあるはずだ」と感じていましたね。
“お互いが悪いわけではないけれど、噛み合っていない”──そんな状態が続いていたんです。
だからこそ、今回チームビルディング研修を実施する意味があると感じていました。
(納土)実際に研修をやってみて、いかがでしたか?
(セルビー様)非常に大きな一歩になりました!
特にストレングスファインダーを通じて、それまで衝突していた2つの部署のメンバーの特性が可視化されたことで、「なぜ衝突が起きていたのか」が自然と理解できるようになりました。
実際にお互いの資質ランキングを見てみると、トップ5もボトム5もまったく違う。
だからこそ、小さなすれ違いが積み重なっていたんだと、腑に落ちたのだと思います。
(暮地岩様)御社にお願いして”めっちゃ良かったです!”(笑)

8月のワークショップでは、ストレングスファインダーの結果を見ながら、お互いの良いところを認め合っている様子を見て、正直ちょっと感動しました(笑)。
相手のポジティブな側面に目を向けて、ポジティブなフィードバックをしていて、
「素直に認め合えていて素敵!」と嬉しくなりましたね。
(納土)結局、部署間の意見の衝突って、「どこを見て仕事をしているか」の違いだったりしますよね。
例えば、無茶なお客様の期待にも応えようとする視点と、安定的に正確に業務を回そうとする視点。
本来は業務上の重点ポイントの違いなのに、途中で「個人の性格の問題」だと錯覚してしまう。
(セルビー様)本当にその通りですね。
業務上の衝突を相手の人間性の問題だと思い込んでしまうと、仕事の本質的な議論ができなくなってしまいます。
でも、個性を深く理解できるようになると、「この人はこの立場だから、こう言ってくれているんだ」と受け取れるようになる。
そうすると、チームは自然と次のステージに進めるのだと思います。
(暮地岩様) 8月の研修後の数ヶ月間は、ご飯を食べながら研修の話やストレングスファインダーの話で盛り上がったりして、社内の雰囲気もかなり明るくなりました。
あの研修が、ちゃんと皆の意識につながっている実感があります。
次は、それをどう実際の仕事に活かしていくか、そこがネクストステップだと感じています。

(納土)活かしていくためには、ジョブディスクリプションや役割に縛られず、強みベースで役割を越えて助け合える関係性をつくっていくことが大切ですよね。
役割分担というより、“適材適所”で動ける柔軟なチームというか。
(暮地岩様) そうですね。今回の研修を通じて「相手を理解する」ことはできたと思いますが、次のステップとしては「自己理解をさらに深める」ことが必要なのかもしれません。
これまでは、つい相手のレポートばかり見てしまっていましたが、自分の資質ともっと向き合って、
「今の自分には、役割を越えてどんな貢献ができるのか」を考えていくことも大切だと感じています。
「私のトップ5はこれで、これは好きだし得意だから任せて!」
そんなふうに自然に言えるマインドに、少しずつ変えていきたいですね。
(納土)まさにGivingの精神ですね。自分たちの強みを使って、チームや仲間のために協力しあうチームをつくっていきたいですね。
“座って聞く研修”ではなく、“体感するチームビルディング”を選んだ理由
(納土)ちなみに、導入の決め手は何だったのでしょうか?
(暮地岩様) チームビルディングを目的とした研修をやろうとなった時に探してみたのですが、出てくるのは「座って話を聞く」タイプの研修ばかりで。
これだと誰も来てくれないし、来ても寝て終わるだろうなと思っていました(笑)。
せっかくやるなら、絶対に楽しいものにしたいと思って色々探していた中で、Teamieさんに出会いました。
(納土)なかなか見つからないですよね(笑)。
(暮地岩様)いえいえ、そんなことないです(笑)。
それに、私自身が「VRをやりたい!」と思っていて、これならみんなの興味も引けるし、きっと参加してくれるだろうと感じたのも決め手でした。
案の定、研修後の1週間くらいは
「楽しかった!」「本当に楽しかった!」
と、その話ばかりでしたね。

(セルビー様)加えて、楽しいだけではなく、ストレングスファインダーを通じてお互いの個性を“見える化”できたことも大きかったです。
リモートで働くことも多く、入社年次の浅いメンバーも多い中で、相互理解を深めるとても良い機会になりました。
今後も、こうした取り組みは継続していきたいと考えています。
対話の質が変わった時、組織は動き出す
(納土)ここまでの取り組みを振り返ってみて、組織としてどんな変化を感じていますか?
(セルビー様)正直に言うと、昨年のキックオフと今年のキックオフでは、まったく景色が違いました。
私自身の在籍期間も長くなり、ようやく会社のリアルな状態と真正面から向き合えるフェーズに入ったと感じています。
昨年の時点では、コミュニケーションやチーム間の連携など、課題は見えていても、まだそれをオープンに語り合える段階ではありませんでした。
想いを伝えても反応が薄かったり、受け止めきれない空気があったりして、「まだそのフェーズじゃないな」と感じていましたね。
そこで、あらためて組織の課題を整理し、コミュニケーション、チーム間連携、業務効率など、いくつかのテーマを掲げて全社で
取り組みをスタートしました。
まず着手したのが業務プロセスの見直しです。
不要な作業を減らし、部署横断で効率化を進めた結果、1年で残業時間が約35%、2年間で約45%削減できました。
同時に、経費の透明性も高めました。
それまで本社承認のみで現地から見えづらかった部分を可視化したことで、コスト意識が自然と揃い、結果として経費も半分以下になりました。
その分のリソースを、今回のようなチームビルディングや人材育成に回せるようになったんです。

(納土)組織の土台づくりと、人への投資がつながっている感じですね。
(セルビー様)まさにそうですね。
8月の研修以降、特に大きかったのは「対話の質」が変わったことです。
以前はミーティングで議題が20件以上止まったまま進まない、という状況もありました。
原因はスキルではなく、コミュニケーションでした。
お互いに本音を出せず、遠慮や感情が溜まっていたんです。
研修後、とある1on1でメンバーが「実はこう感じていました」と率直に話してくれたことをきっかけに、空気が一気に変わりました。
すると、それまで止まっていた20件の議題が、たった30分のミーティングで一気に前に進んだんです。
この時、「コミュニケーションコストは目に見えないけれど、ものすごく大きい」ということを実感しました。
(納土)数字以上に、大きな変化ですね。
(セルビー様)本当にそう思います。
結局、誰かが変わるのを待つのではなく、まず自分が変わる。
外部の力も借りながら、対話のきっかけをつくる。
私ひとりでは難しかったことも、Teamieさんのような第三者が入ることで、驚くほど前に進みました。
今はまだ完成形ではありませんが、確実に「話せる組織」になってきています。
これからは、さらに自己理解と相互理解を深めながら、役割を越えて助け合えるチームを目指していきたいですね。
(納土)やはり心理的安全性を高めることで、チームは大きく前進しますね。
本日はお忙しい中、インタビューにご協力いただき、誠にありがとうございました。





